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高齢者と介護の浣腸の使い方
高齢者と介護のイチジク浣腸の一般的な使い方
1. 浣腸する前の準備
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- 次のものを必要に応じ、ご準備下さい。
・排便容器
・タオル、ビニールシート等(おしりの下に敷くため)
・トイレットペーパー、ティッシュ、ガーゼ又は脱脂綿のいずれか。
・挿入に不安な方は、薬局・薬店にご相談の上、ワセリン等適当な潤滑剤を購入 - 部屋を適温にし、暑すぎたり、寒すぎたりしないように、部屋の温度を調節します。
- ご使用になる本人が、体調が悪い、顔色が悪い等の症状があれば、中止します。
- 次のものを必要に応じ、ご準備下さい。
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2. 本人にご説明
ご使用前に本人に浣腸することを説明して下さい。
人に浣腸してもらう時は、不安感が生じますので声をかけながらご使用下さい。
途中で体調が悪くなったときには、中止することを伝えます。
3. 使用する前に
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本品をお湯(40℃位)にいれ、体温近くまで温めてお使い下さい。
人によっては体温と薬液の温度差により不快感が生じる場合がありますが、温める事により快適にご使用できます(特に冬場)。
なお、温度の上げすぎには、ご注意ください。粘膜を損傷するおそれがあります。 -
4. ご本人の準備
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本人の下に準備したタオル(上)、ビニールシート(下)を敷き、排便容器、ティッシュ等をそばに置き、図のように横向きに寝かせ、おしりをだします。
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5. 容器の準備
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図のように片手で容器のノズルを押さえて、キャップをねじりながら、静かに抜いて下さい。
キャップを抜く際、容器のボディ部を強く押しますと薬液が飛び出しますのでご注意下さい。 -
6. 挿入前に
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ノズル(挿入部)に傷がないかを確かめて、本人に口で呼吸して、りきまないように話してください。
緊張していますと挿入しにくくなりますので、リラックスさせて下さい。
ノズル先端にワセリン等を塗るか容器ノズル部を真上に向け薬液を少し押し出し、先端の周囲をぬらすと挿入しやすくなります。
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7. 挿入方法
片手で肛門を開き、ノズルを静かに肛門管に沿うように、痛くないかを聞きながら、少しずつ挿入して下さい。
無理に挿入しますと粘膜を傷つけることがありますので十分注意して下さい
本人が痛みを訴えた時は、挿入を中止して下さい。
立った状態で使用しないでください。
左側を下の状態で、横に寝かして、膝を曲げてご使用ください。
8. 薬液注入
ノズルを無理なく挿入後、薬液をいれることを話し、少しずつ容器の中央部分をつぶし、薬液を注入します。
9. 挿入後
注入が終わりましたら、静かにノズルをぬきとり、すぐに肛門を準備したティッシュ等で押さえ、しばらくがまんしてもらい便意が強くなってから排便させて下さい。
10. 排便後
後かたづけをして、衣類・寝具をととのえ、換気をして、休んで頂くようにして下さい。
排便後のアフターケアについて
次の場合、医師等へ連絡してください。
- 便に血が混じっている場合
- 激しい腹痛を伴っている または、腹痛が長い時間持続している
- その他、異常を発見したとき