フルーツたっぷりあんみつ
- 自家製だから好みの味に調整できる
便秘解消に効く食物繊維と水分が同時に補給できる寒天。そのまま食べると味気ないですが、あんこや果物と合わせると、見た目も味わいも華やかな和風スイーツが完成します。
基本の材料(2人分)
- 粉寒天
- 2g
- 水
- 250cc
- 小豆
- 20g
- 砂糖
- 大さじ1
- キウイフルーツ・オレンジ
- 各1/2個
- バナナ
- 1/2本
- 赤えんどう豆(ゆで)
- 適量
- 黒蜜
- 大さじ1~2
作り方
- 1.
- 鍋に粉寒天と水を入れ、混ぜながら中火にかけ、煮立ったら弱火にしてさらに1~2分煮る。型に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やし固め、1~2cm角に切る。
- 2.
- 鍋に、小豆とかぶるくらいの水(分量外)を入れて煮立たせ、ざるに上げて水気を切る。
- 3.
- 小豆を鍋に戻し、またかぶるくらいの水(分量外)を入れ、水が減ったら途中で指し水(分量外)をしながら弱火で40分~1時間煮る。小豆が柔らかくなったら、砂糖を加えて水気がなくなるまで加熱する。
- 4.
- 器に1.と2.を盛り、食べやすく切ったキウイフルーツ、オレンジ、バナナ、赤えんどう豆を飾り、黒蜜をかければ出来上がり!
-
《監修》健康ライター・管理栄養士
志水 あい(しみず あい)
「やり方さえ知っていれば、こどもも大人も誰でももっと手軽に楽しく健康になれるはず!」と考え、管理栄養士として健康づくりに役立つ情報を発信中。
調理のポイント
寒天が固まらない原因は加熱不足
粉寒天は、水と混ぜると溶けたように見えます。しかし、ただ水に入れるだけではきちんと溶けておらず、固まりません。寒天を固めるには、しっかりと沸騰させて煮溶かす必要があります。
一方、寒天と同様に凝固剤として利用されるゼラチンは、沸騰させないのがうまく固めるポイントです。寒天とゼラチンは、どちらも凝固剤なので似たものとして扱われますが、これらは似て非なるもの。原材料が異なるため、性質、味、食感、成分も違います。
寒天とゼラチンの違い
寒天 | ゼラチン | |
---|---|---|
原材料 | テングサやオゴノリなど | 牛や豚の皮などに含まれるコラーゲン |
溶ける温度 | 90℃ | 50~60℃ |
固まる温度 | 30~45℃ | 15~25℃ |
含まれている主な成分 | 食物繊維 | たんぱく質 |
便秘解消に利用するなら、ゼラチンではなく寒天。食物繊維がたくさんの水分を抱え込んで固まるので、食物繊維だけでなく水分も一緒に摂取できます。食物繊維は血糖値の急上昇を防ぐ効果もあるため、生活習慣病予防にも役立ちます。
今月のポイント&コラム
毎日の食生活に季節の果物を
果物も食物繊維と水分を同時に摂取しやすい食べ物です。食物繊維と水分の他にも、ビタミンやミネラルなど、健康づくりに役立つ栄養素が豊富なのも魅力的。今回は、一年を通して比較的手に入りやすいキウイフルーツ、オレンジ、バナナを使いましたが、お好みで別の果物に変えても問題ありません。夏から秋にかけては様々な果物が旬を迎えます。旬の果物は味が良く、栄養価も高いので、季節感のあるフルーツを積極的に利用してみましょう。
今回のレシピをアレンジして、フルーツ寒天を作るのもおすすめです。寒天をよく煮溶かした寒天液の粗熱が取れたところに、切った果物などを入れるだけ。ラップで包んで固めておくと、食べたいときに食べたい分だけ食べられます。運動会やピクニックなどのお弁当にもいかがでしょうか。
※寒天は常温でも溶けないのでお弁当などに適していますが、常温保存は雑菌などの繁殖が心配です。なるべく常温保存は避け、保冷材などを用いましょう。
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