たけのことアスパラのおこわ

たけのことアスパラのおこわ
主食の食物繊維を増量するといいことだらけ!
野菜がたっぷり入っている炊き込みごはんは、ボリューム&食べ応えがあるのにヘルシー。家にこもりがちで運動量が低下しがちなときにもぴったりです。

基本の材料(2人分)

うるち米
1合
もち米
1合
たけのこ(ゆで)
100g
アスパラガス
2本
油揚げ
1枚
鶏がらスープの素
大さじ1
濃口しょうゆ
小さじ2
適量

※材料の写真に水は含まれておりません。

作り方

1 
うるち米ともち米は一緒に洗ってザルにあげておく。たけのこは食べやすい大きさの薄切りにする。アスパラガスは斜め切りにする。油揚げは小さめの短冊切りにし、湯通しする。
2 
炊飯器の内釜に、米、鶏がらスープの素、濃口しょうゆを入れ、2合の目盛りのところまで水を加え、たけのこ、油揚げをのせて炊飯する。
3 
フライパンでアスパラガスをあぶり、炊き上がった2に加え、ふんわりとかき混ぜて器によそえば出来上がり!

《監修》健康ライター・管理栄養士

志水 あい(しみず あい)

「やり方さえ知っていれば、こどもも大人も誰でももっと手軽に楽しく健康になれるはず!」と考え、管理栄養士として健康づくりに役立つ情報を発信中。

今月のポイント & コラム

おうちで春を味わい尽くす!

たけのこは竹の若い芽です。春になると芽を出すたけのこは春ならではの旬の食材。旬の食材を使って料理をすると、おうちの中でも春が満喫できます。
全国的に食べられている孟宗竹(もうそうちく)、孟宗竹より細めで皮に黒い斑点がある真竹(またけ)、さらに細くて東北地方や北海道などでよく食べられている根曲竹(ねまがりたけ)など、さまざまな種類のたけのこがあります。種類や収穫地によって異なりますが、たけのこの旬は2月から6月にかけて。春の訪れとともに味わえる旬の味覚です。
不溶性食物繊維が豊富で独特の食感が楽しめるたけのこは、煮ても焼いても揚げてもおいしい食材。若竹煮、土佐煮、たけのこごはん、筑前煮、焼きたけのこ、天ぷら、おすまし……いろいろな食べ方で楽しんでみましょう。便秘や生活習慣病の予防・解消にも役立ちます。

今月のポイント & コラム  調理のポイント

たけのこについている白いものは何?

たけのこにはアクがあってえぐみがあるので通常はアク抜きをしてから料理します。穂先を落として皮に切り目を入れ、大きめの鍋に入れてかぶるくらいの水を加え、一握りの米ぬかと一緒に落し蓋をして1時間ほど煮て根元に竹串が通るくらいやわらかくなったら火を止めます。そのまま湯が冷めるまで置き、皮をむいて料理に使います。米ぬかを加えるのは、米ぬかに含まれているカルシウムとアクのもとになっているシュウ酸が結びつき、えぐみを和らげてくれるためです。米ぬかがない場合は、アルカリ性の重曹やだいこんおろしで中和してえぐみを和らげる方法もあります。
そうしてゆがいたたけのこを切ると、切り口に白い粉のようなものが付着していることがあります。これはチロシンというアミノ酸。旨み成分のひとつで、食べても害はありません。ドーパミンなどの神経伝達物質の材料になる物質です。

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