桃とミントの寒天
- 猛暑の時期でも食べやすい便秘解消スイーツ
毎日とても暑いですね。記録的猛暑で食欲も落ち、食べる量が減ってしまっていませんか?ただ、あまり食べないと、夏バテだけでなく、食物繊維等の各栄養素が不足して、便秘にもなりやすくなります。そこで今回は、そんな暑い時期でも美味しく食べられる、寒天を使ったひんやりスイーツのご紹介!簡単に作れるので、是非挑戦してみて下さい。
基本の材料(2人分)
- 桃
- 1~2個
- 白ワイン
- 200cc
- 水
- 200cc
- グラニュー糖
- 大さじ3
- 粉寒天
- 4g
- ミント
- 1パック
- レモン
- 1/2個
作り方
- 1.
- 鍋に、白ワイン、水、グラニュー糖、粉寒天を入れ、よく混ぜる。
- 2.
- 鍋を強火にかけ、沸騰したら弱火にし、3分程度煮立てる。
- 3.
- 飾り用に6個ほど残し、ミントを鍋に入れる。一煮立ちしたら火を止め、そのまま5~10分程度置き、ザルなどで濾す。
- 4.
- 桃の皮を剥き、適当な大きさにカットする。変色を防ぐためにレモン汁をかける。
- 5.
- 容器(写真はセルクルを使用していますが、グラスやプリンカップなどでもOK)に桃を入れ、粗熱がとれた3.を流し入れる。
冷蔵庫に入れ、冷やし固めれば出来上がり!
-
《監修》フードスタイリスト
吉田美生(よしだ みお)
1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。
有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)
調理のポイント
粉寒天は煮立てることが大切
手軽に使えて便利な粉寒天。粉寒天を使う際は、必ず水に溶かしてから加熱して下さい。そうすることで、寒天がきちんと水に溶け、ダマにならず、冷やした時にしっかりと固まります。
また、沸騰した後、3分程度煮立てることも重要。一見溶けたかに見える粉寒天ですが、実はきちんと溶けていないため、煮立てずにそのまま冷やしても固まりません。
今回のレシピでは、白ワインを使用しています。白ワインにはアルコールが含まれているため、煮立てることでアルコール分を飛ばします。3分程度きちんと煮立てれば、アルコールはほぼ飛んでいますので、お酒に弱い方でも美味しく召し上がって頂けます。
桃にはレモンを
桃は、切ってそのままにしておくと変色してしまいます。これは桃に含まれる酵素が酸化して起こる現象ですが、味には問題ありません。ただ、やはり見た目にはあまり美味しそうに見えないため、桃を切った後、すぐにレモン汁を振りかけることをおすすめします。レモンをかけると酸っぱくなるという方は、レモン汁に砂糖を少量溶かしたものを振りかけておきましょう。そうすれば変色せず、きれいな色のまま美味しく食べることができます。
今月のポイント&コラム
便秘解消に大変効果的、口当たりも良い桃と寒天の組み合わせ
桃には水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれているため、整腸作用があり、便秘の解消に効果的です。また、疲労回復効果の高いクエン酸、リンゴ酸がたっぷり含まれており、同じく桃に含まれるカテキンの強い抗酸化力と合わせ、夏バテの防止にも役立ちます。
桃の甘みの成分である果糖は、体内への吸収が早く、効率良くエネルギー源となるため、夏バテで食欲のない時におすすめの食材です。
海藻から作られる寒天は、そのほとんどが食物繊維で、100g中80.9gと、あらゆる食品の中でも含有量はトップクラス。さらに水溶性、不溶性両方の食物繊維を含んでいるため、便秘の解消には大変有効な食材です。また、寒天は水を抱え込む作用が強いのも特徴。多くの水分を抱え込んだ寒天は、大腸に届くと便を柔らかく保つことにも一役買ってくれるので、自然なお通じを促します。
寒天と桃を使った今回のレシピ。ミントの清涼感と、甘酸っぱく、つるんとした口当たりのため、食欲のない暑い日でも無理なく食べられます。こう毎日暑い日が続くと、あまり食欲が湧かないことも多いと思いますが、そんな時は無理せず食べられるもので、栄養補給と便秘の解消を心掛けましょう!
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