ごぼうのポタージュ
- 食物繊維が豊富なごぼうを温かいポタージュで
今の季節に嬉しい温かいスープ
すっかり寒くなって、温かい物が恋しくなる季節。今回はそんな季節に嬉しい、温かいスープをご紹介します。
ポタージュは、色々な野菜をコトコト煮て、ミキサーにかければOKなので、どんな野菜でも大丈夫。ミキサーを使うのはちょっと面倒くさいかもしれませんが、スティックタイプのミキサーやフードプロセッサーでも十分美味しく仕上がります。食欲のない時や、野菜が足りていないと感じる時など、是非作ってみて下さいね!
基本の材料(2人分)
- 玉ねぎ
- 1/2個
- ごぼう
- 1本
- じゃがいも
- 1個(小さいもの)
- ベーコン
- 100g
- 水
- 600cc
- にんにく
- 1片
- パン(バケットなど)
- 2、3枚
- オリーブオイル
- 大さじ2
- 塩
- 適量
作り方
- 1.
- 玉ねぎ、じゃがいも、ごぼうをスライスする。ごぼうは細い方、1/3ほどは後でパンと一緒にクルトンにするので、残しておく。ごぼう、じゃがいもは水にさらしておく。
- 2.
- フライパンにオリーブオイル大さじ1と玉ねぎを入れ、弱火で炒める。
- 玉ねぎがしんなりしてきたら、水を切ったごぼうとベーコンの半分を入れ、さらに炒める。
- 3.
- ごぼうに油がまわったら、水、じゃがいもを加えて強火にする。
- 沸騰したら弱火でアクを取りながら煮る。
- 4.
- じゃがいも、ごぼうが柔らかくなったら、ベーコンを取り除いてミキサーにかけ、塩で味をととのえる。
これでポタージュは完成!
- 5.
- 続いてクルトン作り。パン、ベーコンは1cm角に切る。スライスベーコンの場合は1cm幅程度。ごぼうは厚さ5mm程度にスライスする。
- 6.
- フライパンにオリーブオイルを大さじ1入れ、潰したにんにくと一緒に弱火にかける。にんにくの表面が茶色くなってきたら、ベーコン、ごぼうを加え、弱火で炒める。
- 7.
- ごぼうの表面が色づいてきたら、にんにくを取り除き、パンを加えて焦げ付かないように弱火で炒める。パンの表面がこんがり茶色っぽくなり、水分がなくなってきたら、火を止めてキッチンペーパーの上に広げ、余分な油をとり、軽く塩をふる。
- 8.
- 4.のポタージュに7.で作ったクルトンをかければ出来上がり!
-
《監修》フードスタイリスト
吉田美生(よしだ みお)
1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。
有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)
調理のポイント
ごぼうとベーコンの美味しい調理法
ごぼうはアクが強く、空気に触れると黒く変色します。
切ってすぐ酢水につけると白くなるのですが、酢を含むと香りも弱くなってしまいます。今回はごぼうの香りを引き立たせたかったので、酢水にはつけず、ほんの少し水にさらした程度です。
ベーコンはスープのコクや香りを引き出すために使用しています。味がスープに出てしまったベーコンは、ミキサーにかける前に取り出します。もちろんそのままごぼうと一緒にミキサーにかけることもできますが、ごぼうの食感を邪魔しないためにも、取り除いた方が美味しく仕上がります。ですから、取り出しやすいよう、ベーコンは細かく切らずにそのまま炒めるようにしましょう。ごぼうの土の香りとベーコンの薫製香。美味しい組み合わせでおすすめです!
クルトンに使うパンは・・・
クルトンに使用するパンは、日にちが経って固くなってしまったものでも大丈夫です。食パンのように柔らかく甘味の多いパンより、バケットなどの表面が硬いパンの方が作りやすく、美味しく仕上がります。
本来クルトンはパンを低温でゆっくり乾燥させて作りますが、今回は油で炒め揚げをしているので時間もかからず、簡単に作ることができます。
今月のポイント&コラム
ごぼうの食物繊維
ごぼうといえば食物繊維が豊富な野菜の代表格として、すぐ皆さんの頭に浮かぶのではないでしょうか。
野菜に含まれる食物繊維の多くが、水に溶けない不溶性に偏りがちですが、ごぼうは不溶性と水溶性の食物繊維を共に多く含んでいる優れものです。
水溶性食物繊維が水分を充分に吸収し、便通を促すので、コレステロールの吸収を妨げて、体外に排出します。また、不溶性食物繊維は腸のぜん動運動を活発にし、腸の働きを整えます。ごぼうはまさに便秘解消にはもってこいの野菜なのです。
食物繊維以外にも・・・
今回はポタージュにもクルトンにもごぼうを炒めて使用しました。
繊維質は油と馴染みやすく、風味がアップする以外にも、便の滑りを良くする働きもあり、便秘解消に効果的。
さらにごぼうの香りは肉や魚とも好相性。特にビタミンB1を含む豚肉と合わせることで、ごぼうに不足しているビタミンを補うことができ、栄養効果もアップします。
作っておいて朝食にプラスすると栄養価もアップ!体も温まりまるので、寒い今の時期には特におすすめです。
ヨーグルトやサラダも添えて、美味しく、栄養バランスの良い朝食はいかがでしょうか。
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