春野菜のカレー炒め

春野菜のカレー炒め
今が旬の春野菜で便秘解消!
陽が落ちると寒い時もありますが、暦の上ではもう春。八百屋さんには春の野菜が少しづつ並び始めました。そこで今回は、手軽な春野菜で簡単に作れるレシピをご紹介します。

基本の材料(2人分)

キャベツ
1/2個
玉ねぎ
1/4個
新じゃが
7~8個
グリンピース
1パック(約20本)
カレー粉
小さじ1~2
バター
大さじ1
オリーブオイル
大さじ1
適量

作り方

1.
玉ねぎをみじん切りにする。キャベツはザク切り、新じゃがは皮付きのまま幅1cm程度にスライス。グリンピースは房から出す。
玉ねぎをみじん切りにする。キャベツはザク切り、新じゃがは皮付きのまま幅1cm程度にスライス。グリンピースは房から出す。 玉ねぎをみじん切りにする。キャベツはザク切り、新じゃがは皮付きのまま幅1cm程度にスライス。グリンピースは房から出す。
2.
鍋に玉ねぎのみじん切りとオリーブオイルを入れて炒める。
鍋に玉ねぎのみじん切りとオリーブオイルを入れて炒める。
3.
玉ねぎがしんなりしてきたら、その他の野菜を入れ、塩を少量加えて炒める。
玉ねぎがしんなりしてきたら、その他の野菜を入れ、塩を少量加えて炒める。
4.
全体がしんなりとしてきたら、ふたをして、弱火で5分程度蒸し焼きにする。時々かき混ぜる。
全体がしんなりとしてきたら、ふたをして、弱火で5分程度蒸し焼きにする。時々かき混ぜる。
5.
じゃがいもが柔らかくなったら、カレー粉、バターを加え、よく混ぜる。味を見て、塩を加えれば出来上がり!
じゃがいもが柔らかくなったら、カレー粉、バターを加え、よく混ぜる。味を見て、塩を加えれば出来上がり!

《監修》フードスタイリスト

吉田美生(よしだ みお)

1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。

有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)

調理のポイント

初物野菜の水分

初物野菜の水分

今回使用した野菜は初物。春キャベツに新じゃがと、他の季節の野菜に比べ、水分が多く含まれています。ですから、今回のように蒸し炒めにする際、余分な水分を加える必要はありません。軽く炒めた後、ふたをして蒸すことにより、野菜の持つ水分が出るので、その水分だけでふっくら蒸し上がります。

その際重要になってくるのが、少量の塩と火加減です。
軽く炒める際に少量の塩(塩の種類にも寄りますが、今回のレシピでしっかりひとつまみ程度)を加えると、塩の浸透圧で野菜の水分が早く出てくるため、焦げることはありません。

また、水分が出るからと言って、強い火加減で調理するのも禁物。ふたをして蒸す際は、必ず弱火で、時々ふたを開けてかき混ぜることも忘れずに!

それでも焦げてしまいそうで心配という方は、ふたをする前にほんの少しだけ水を加えましょう。様子を見て少しずつ。あまりたくさんの水を加えると、野菜に火が入り過ぎてくったりとしてしまい、野菜本来の食感が損なわれてしまうので、注意しましょう。

今月のポイント&コラム

旬の春野菜で美味しく便秘解消

今回、使用したじゃがいもとキャベツ。
どちらも調理しやすく安価なため、手軽に入手でき、栄養バランスも良い野菜です。

じゃがいもにはビタミンやミネラルがたっぷり含まれています。特にビタミンCの含有量は非常に多く、通常、熱に弱いビタミンCも、じゃがいもに含まれるデンプン質に保護されているため、加熱により破壊されることなく摂取できます。

また、じゃがいもは食物繊維も豊富。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含んでいるため、じゃがいもを食べると、2つの食物繊維を効率的に摂取することができます。便秘の解消には水溶性と不溶性の食物繊維をバランス良く摂ることが大切ですから、じゃがいもは便秘の解消には非常に効果的な野菜なのです。

キャベツにも便秘解消に効果的な栄養素がたくさん含まれています。特に不溶性食物繊維を多く含むので、腸の中で便のかさを増して排出しやすくし、便秘の解消につながります。

また、キャベツにはビタミンUという成分も含まれています。ビタミンUはキャベジンとも呼ばれ、胃粘膜の保護に役立つので、胃を健全な状態に保ってくれます。食べた物が胃で適切に消化されることによって、腸へと移動してくる消化物の状態も変わってきます。胃が健康であることは、腸の健康にも関連しますので、ビタミンUは腸にとっても大事な成分と言えるでしょう。

初物が目に止まり、レシピに加えたグリンピース。グリンピースはエンドウ豆の未熟な種子のことで、今の季節から初夏にかけて旬を迎えます。初物は、一般的に広く流通している冷凍のグリンピースに比べ、皮が硬く、歯ごたえがあり、風味も豊かです。タンパク質、糖質、ビタミン、ミネラル等多くの栄養素を含んでいる豆類の中でも、グリンピースに含まれる食物繊維の量はトップレベルです。

生のグリンピースが入手できるのは、一年のうちでこれからの時期だけ。また、新じゃが、春キャベツもこれからが美味しい季節です。旬の物をしっかり食べて、ヘルシーに便秘解消を。温かい春はもうすぐです。

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