いちじくのコンポート
- 今が旬のいちじくを使った便秘解消スイーツ
今回は今が旬の果物、いちじくを使った簡単スイーツのご紹介!
果物を赤ワインに漬けるだけのコンポートですが、スパイスを加えることでぐっと美味しくなります。どんな果物を使ってもOKですし、出来上がったコンポートは様々な応用が可能。この機会に作り方を覚えれば、いざという時とっても便利ですよ!
基本の材料(2人分)
- いちじく
- 3個
- 乾燥いちじく
- 3個
- 赤ワイン
- 300cc
- きび糖
- 大さじ4
- レモン
- 1/2個
- シナモンスティック
- 1本
- カルダモン
- 3個
- クローブ
- 3個
- バニラビーンズ
- 1~2cm程度
作り方
- 1.
- カルダモンは包丁の腹で潰し、バニラビーンズは包丁の先で切り込みを入れておく。レモンは適当な大きさ、いちじくは縦半分にカットする。
- 2.
- 赤ワインを鍋に入れ、乾燥いちじく、レモン、スパイス類を加え、火にかける。沸騰したらアルコール分を飛ばし、火を止める。
- 3.
- きび糖を加えてよく混ぜてから、いちじくを加える。
この時、いちじくが全て赤ワインに漬かるようにする。
- 4.
- 粗熱がとれたら保存容器に移し、冷蔵庫に入れてしっかり冷やせば出来上がり!
※1週間程度は冷蔵庫で保存可能です。
-
《監修》フードスタイリスト
吉田美生(よしだ みお)
1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。
有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)
調理のポイント
しっかり冷ましてより美味しく!長期保存も可能
コンポートは果物をシロップやワインで煮込んだスイーツ。作り方にも色々ありますが、私はいちじくや桃などの柔らかい果物をコンポートにする際は、煮込まず、沸騰させたワインに漬けるだけにします。そちらの方が果実のフレッシュ感が失われず、さっぱりと仕上がりますよ。
また、レモンやスパイス等もポイント!スパイスを全て必ず入れなければいけないという訳ではありませんが、風味が増し、味のアクセントになりますので、出来れば入れることをおすすめします。
コンポートを作る際に限らず、野菜を煮る時などにも言えることですが、熱いものは冷める間に段々味がしみ込んでいきます。それはスパイスも一緒。ですから、コンポートは必ずしっかり冷めてからお召し上がり下さい。
冷蔵庫で2、3日保存すると、果物にさらに味がしみ込み、より美味しく召し上がって頂けると思います。基本的には保存食ですので、冷蔵庫で1週間程度は保存可能です。食べきれなくって、悪くなってしまいそうな果物の活用法としても便利な調理法ですね。
他の果物でもOK!アレンジも楽しめる
今回はいちじくをコンポートにしましたが、このレシピをそのまま他の果物でも応用できます。これからの季節におすすめなのは、洋梨やりんごなど。コンポートに使用するワインは抜栓してしばらく経った飲み残しでOK。赤ワインではなく白ワインを使っても美味しく仕上がります。
ワインはしっかり煮立ててアルコールを飛ばしていますが、場合によってアルコールが残ることがありますので、アルコールに弱い方や運転前には注意が必要です。
アルコール分をしっかり飛ばすには、ワインが沸騰してきたらガスの火を強火にし、鍋の上まで回す、もしくは鍋の上に種火をかざし、しっかりフランベ(アルコールを飛ばす調理法のこと)させましょう。その場合は、鍋の周りに燃えやすいものがないか十分注意して!フランベするのが怖いという方は、無理に火をつける必要はありません。沸騰したら弱火にし、1分程度沸騰させ続ければ、アルコール分は飛びます。
今回のレシピは、果物やワインの甘さによって、仕上がりの甘みに多少差が出ます。レシピのお砂糖はかなり控えめにしてありますので、量はお好みで調節して下さい。
コンポートにした果物はそのまま食べるだけでなく、マスカルポーネ等のフレッシュチーズやアイスクリームを添えても美味しく召し上がって頂けます。
また、コンポート液だけが残ってしまった場合でも、そのまま飲んだり、ソーダで割ったりなど、飲み物としても楽しめますよ!
今月のポイント&コラム
いちじくの栄養素
晩夏から初秋にかけて旬をむかえるいちじくですが、不老長寿の果物と言われるほど、栄養価の高い果物です。
いちじくはビタミンE、カリウム、カルシウムの他、食物繊維の一種、ペクチンを豊富に含んでいます。水溶性食物繊維であるペクチンは、腸の活動を促してくれるので、便秘の解消に大変有効です。
また、一緒に加えた乾燥いちじくも栄養価が高いのは同じ。水分が減った分、ミネラル、食物繊維が増加するので、こちらも便秘解消には効果的と言えるでしょう。
一緒に加えたスパイスも、太古の昔から薬効成分があると考えられているもの。シナモン、カルダモンには健胃作用、消化促進の効果があるとされています。
簡単に作れるこのコンポート。さっと作って食後のデザートなどにいかがでしょう?
スパイス類が食後の消化を助け、いちじくが便秘解消のお手伝い。食欲の秋はこれからが本番、上手に食べて、健康管理とともに便秘解消を心掛けましょう。
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