さつまいもと黒ごまのケーキ

さつまいもと黒ごまのケーキ
今が美味しいさつまいもの便秘解消スイーツ
季節は秋から冬へ。八百屋さんにも色とりどりの根菜が並ぶ季節になりました。
そこで、今回は今が旬の根菜、さつまいもを使ったケーキをご紹介。
色々と手間のかかるケーキ作りの中で、生地を型に流して焼くだけの焼き菓子は、比較的簡単に作れるスイーツの一つです。是非お試し下さい!

基本の材料(2人分)

さつまいも
1/2本(約200g)
無塩バター
50g
きび糖
50g
玉子
1個
薄力粉
30g
ベーキングパウダー
小さじ1/2
黒ごま
大さじ1

作り方

1.
パウンド型にバターを塗り、冷蔵庫で冷やしておく。残りのバターは室温に戻し、オーブンは180度に予熱しておく。
パウンド型にバターを塗り、冷蔵庫で冷やしておく。残りのバターは室温に戻し、オーブンは180度に予熱しておく。
2.
さつまいもを蒸す、もしくはラップをして電子レンジで5~8分加熱する。(さつまいもの大きさによる。竹串が中まですっととおれば中まで火が通っています)
さつまいもを蒸す、もしくはラップをして電子レンジで5~8分加熱する。(さつまいもの大きさによる。竹串が中まですっととおれば中まで火が通っています)
3.
さつまいもの皮を剥き、フォークの背を使ってつぶす。
さつまいもの皮を剥き、フォークの背を使ってつぶす。
4.
ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまで混ぜる。きび糖を加えてさらに混ぜる。
ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまで混ぜる。きび糖を加えてさらに混ぜる。
5.
玉子を割り入れ、泡立て器を使ってよく混ぜる。
玉子を割り入れ、泡立て器を使ってよく混ぜる。
6.
さつまいも、ふるった薄力粉、ベーキングパウダーを入れ、ゴムベラを使ってさっくりと混ぜる。黒ごまを加え、さらに混ぜる。
さつまいも、ふるった薄力粉、ベーキングパウダーを入れ、ゴムベラを使ってさっくりと混ぜる。黒ごまを加え、さらに混ぜる。
7.
型に生地を流し入れ、オーブンで30分ほど加熱する。焼き上がったら型から外し、冷ませば出来上がり!

《監修》フードスタイリスト

吉田美生(よしだ みお)

1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。

有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)

調理のポイント

さつまいもはつぶすだけでOK

今回、蒸してケーキに加えたさつまいもは、フォークで適当につぶすだけでOKです。口当たりを滑らかに仕上げるなら、ザルやこし網で裏ごしをする必要がありますが、結構面倒ですね。ですから、今回は裏ごしをせず、フォークでつぶすだけの簡単な方法をご紹介しました。ざっとつぶしてあるだけなので、さつまいもの固まりも混じるのですが、さつまいも特有のごろごろした感じが残ってくれるので、良い食感になります!

ただし、さつまいもは必ず熱いうちにつぶすようにして下さい。冷めてしまうと、簡単につぶれなくなってしまいます。

ケーキの焼き具合はオーブンに応じて

ケーキの焼き具合はオーブンに応じて

30分ほどオーブンに入れ、表面にきれいな焼き色が付いたら、中央部分に竹串等を刺してみて下さい。中まで火が通っていない場合、焼けていない生地が竹串に付きますので、もう少し焼く必要があります。これ以上焼いて表面が焦げてしまわないか心配という場合は、オーブンの温度を160度に下げる、もしくは、表面にアルミホイルを被せるなどして下さい。

中央部分に竹串を刺し、生地が付いてこなければ中まで火が通っていますので、オーブンから取り出しましょう。

また、オーブンから取り出したら、すぐに型から外しましょう。
型に入れたまま冷やすと、ケーキの中の空気がそのまま冷え、焼き縮み(冷めたケーキが小さくしぼんでしまうこと)の原因になります。型が熱いので、火傷をしないよう十分気を付けつつ、型をひっくり返し、中のケーキを取り出し、網などの上で冷ますようにして下さい。

今月のポイント&コラム

さつまいもの栄養素

ケーキに加えたさつまいもは、便秘解消に効果的な食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は腸の中で水を吸って膨らみ、腸の活動を促進し、便秘の解消に効果を発揮してくれます。また、食物繊維には腸内菌のバランスを改善する効果もあり、腸内の善玉菌が繁殖するのを助ける働きも持っています。

生のさつまいもを切った時に出る白い液体はヤラピンと呼ばれる成分です。ヤラピンには便を柔らかくし、便通を良くしてくれる働きがあるとされ、こちらの成分もさつまいもが便秘解消に効果的と言われる理由の一つになっています。秋口に美味しいさつまいもですから、便秘解消に上手に活用して下さいね!

黒ごまも女性にはおすすめ

味と食感のアクセントとしてケーキに加えた黒ごま。こちらもさつまいも同様、食物繊維を含んでいます。また、ビタミンB群、ビタミンE、カルシウム、鉄など女性の美容と健康に欠かせない栄養素も豊富に含んでおり、寒くなってきて肌トラブルや体調を崩しがちな女性には、是非積極的に摂って頂きたい食材ですね。

気軽に食べられるスイーツも、何を食べるかで体調管理に差が出ます!これから寒くなって何かとおっくうで運動量も落ち、便秘にもなりがちな季節。きちんと食物繊維をとって、便秘にならないよう気を付けましょう!

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