カブのポタージュ
- 栄養豊富なカブを丸ごと使って作る
栄養満点のカブ。白い根の部分だけでなく、葉にも栄養がたっぷりの野菜です。そこで今回は、そんなカブを丸ごと使ったポタージュをご紹介します。
基本の材料(2人分)
- カブ(葉付きのもの)
- 1本
- 玉ねぎ
- 1/4個
- ツナ
- 1/2缶(40g)
- 水
- 300cc
- 牛乳
- 100cc
- オリーブオイル
- 大さじ2
- ニンニク
- 小1片
- アンチョビ
- 2尾(アンチョビペーストの場合小さじ1弱)
- ミニトマト
- 3個
- 塩
- 適量
- 黒コショウ
- 適量
作り方
- 1.
- 玉ねぎ、カブを薄くスライスする。
- 2.
- ニンニクをみじん切りにする。カブの葉は5mm幅でカットする。ミニトマトは5mm角程度に切る。
- 3.
- 鍋にオリーブオイル大さじ1を入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒める。カブを加えてさらに炒める。
- 4.
- ツナを加えて軽く炒め、水を加える。カブが柔らかくなったらミキサーにかけ、牛乳を加える。
塩で味を整える。
- 5.
- フライパンにオリーブオイル大さじ1とニンニクのみじん切りを入れ、弱火にかける。ニンニクが色づいてきたらアンチョビを加え、つぶしながら炒める。
- 6.
- カブの葉を加え、しんなりするまで炒め、ミニトマトを加えてさらに炒める。
- 7.
- 器にスープを注ぎ、真ん中にカブの葉を盛る。
お好みで黒コショウを振れば出来上がり!
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《監修》フードスタイリスト
吉田美生(よしだ みお)
1973年東京生まれ。都内レストラン・カフェで料理人を勤めながら、フードコーディネーターとして、『anan』『VERY』等のレシピ制作で活躍。
有名誌のレシピ制作に加え、2005.4月~06.3月 ANA機内誌『翼の王国』Wine & Sweets Road にて菓子制作、レシピ提供も担当。スタイリッシュでありながらご自宅で簡単に作れ、便秘解消にも役立つレシピをお届けします。
Book:「夢見るおしゃレシピ」(メディアファクトリー おおたうに:著 / 吉田美生:料理)
調理のポイント
炒める際は焦げないように注意
カブの白い部分にはデンプン質が多く含まれているため、鍋で炒める際は焦げないように注意して下さい。ポタージュにするため、切り方はどんな切り方でもOKです。ただし、全体に均一に火が入るように、大きさは揃えるようにしましょう。
ツナはお好みで
今回のレシピではツナを加えましたが、ツナ以外に鯛やタラなどの白身魚でも代用は可能です。
また、ベーコンなどの肉加工品でも美味しく作ることができます。ただし、ベーコンなどはミキサーにかけても、どうしてもなめらかになりません。
ミキサーにかけた後にザルなどで濾す、もしくはミキサーにかける前にベーコンを取り除きましょう。すでにベーコンの旨味はスープに流れ出ているので、取り除いても美味しいスープに仕上がりますよ!
今月のポイント&コラム
カブの上手な保存と活用
カブは通年手に入る、料理に使いやすい野菜です。白い根の部分と緑の葉の部分では栄養素が違い、根の部分にはビタミンCが多く含まれ、消化吸収を助けるてくれるアミラーゼという酵素も含まれています。緑の葉の方には、カロチン、ビタミンCの他、鉄、カルシウム、カリウムといったミネラルが多く含まれています。
カブを選ぶ際は、白い部分につやがあり、丸く締まっていて傷のないものを選んで下さい。また、葉の部分は根に比べてしなびやすいため、葉の色が鮮やかで、みずみずしいものを選ぶようにしましょう。
カブは大根などと同じように、買ってきたらまず葉を根元から切り落とし、根の部分と別々に保存して下さい。葉が付いたままにしておくと、根の部分から水分や養分を吸い取ってしまいます。根も葉も、それぞれ乾燥しないように密封して、冷蔵庫に入れておくのが正しい保存法。葉の方が早く鮮度が落ちるので、2日くらいで調理しましょう。根の方は4~5日ほど保存しても大丈夫です。
今回のレシピでは、根と葉の両方を使って調理しています。カブは今回のように一緒に食べるのはもちろん、根と葉の部分を別々の料理にして楽しむこともできます。
例えば、葉の部分だけを今回のレシピと同じく、ニンニクとアンチョビで炒め、お好みで鷹の爪を加え、パスタを入れれば美味しいペペロンチーノの出来上がり!色々と楽しめるカブを使って、便秘解消と健康的な生活を心掛けましょう。
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